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モイスチェック キット
キシダ化学
電気絶縁油中の簡易水分測定試薬
モイスチェックキット
カタログのPDFファイルはここでダウンロードできます。
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変圧器などの油入機器の定期的な保守管理に 1.保守点検の現場で測定可能 2.測定法は定評のあるカールフィッシャー法 3.測定時間が短く、操作が簡単 |
モイスチェックの特許は財団法人中部電気保安協会様とキシダ化学株式会社様が所有します。(特許1986462号) |
電気絶縁油中の簡易水分測定の意義 |
変圧器などの油入機器の保守管理にあたっては電気絶縁油の特性の定期的な試験が必要です。そのうちの重要なものの一つに絶縁破壊電圧試験がありますが、測定用機材や時間の制約で保守点検現場での測定が困難であり、そのため従来は絶縁油を試験室に持ち帰り測定しているのが現状です。 一方で最近、絶縁油中の水分測定の必要性が広く認識されています。変圧器などの機器は経年に伴い、外部からの水分の侵入と絶縁油の劣化過程における水分の生成などで絶縁油中の水分が増加する傾向にあります。絶縁油中の水分はppmオーダーの微量でも絶縁破壊電圧の低下につながり、ひいては変圧器の事故の原因となりうることはよく知られている通りです。 「絶縁油中ppmオーダーの微量水分を保守点検の現場で簡単にかつ迅速に測定できれば、その結果から絶縁破壊電圧の良否を間接的に判定でき、点検作業の省力化を図れる」との見地から、この水分簡易測定試験「モイスチェック」が開発されました。 「モイスチェック」はフィールドテストを経て完成されたもので、皆様方に信頼してご使用いただけるものです。絶縁油の保守管理の一助として是非ご活用下さい。 |
特 長 |
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モイスチェックキットの構成 |
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測定原理 |
カールフィッシャー法はカールフィッシャー試薬を用いて水分を測定する方法です。 カールフィッシャー試薬は、ヨウ素、二酸化硫黄、塩基性化合物(Base)と有機溶剤とから構成されており、水とはメタノール中で定量的に次のように反応します。
このことから、カールフィッシャー試薬の力価(1mLが反応する水のmg数)と消費した試薬量から水分含有量を知ることができます。 |
測 定 方 法 |
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1. | 10mL容注射器に絶縁油10mLを採取します。 | |
2. | セプタム(シール用ゴムパッキン)に注射針を差し込み、絶縁油をモイスチェックに入れます。 | |
3. | 約1分間まぜて水分を抽出し、2層に分けます。水分が存在すれば上層が青味色となります。 | |
4. | カールフィッシャー試薬を15ppmづつ加えていき黄褐色になったところを終点とします。 | |
5. | 水分の判定はつぎの通りの濃度範囲で表示します。 1回 15ppm以下 2回 15〜30ppm 3回 30〜45ppm 4回 45〜60ppm 5回 60〜75ppm |
実際への応用と実用性 |
簡易水分測定試薬「モイスチェック」の性能を検討するため、電気保安協会様の数事業所の管内の100に近いサンプル油を採取し、 (1)現場で電気技術者がこの簡易測定試薬を使って水分測定を行い、 (2)さらに測定を終えた油を同協会電気試験所に持ち込み、水分計にて測定しました。 その結果、両測定法の結果は良い一致を示しました。フィールドテストから「モイスチェック」による測定結果は十分に信頼できることが確認され、また、操作性も特に問題がなく、分析操作に手慣れていない電気技術者様でも容易に判定が可能であることが証明されました。 |
以上 モイスチェックカタログより抜粋
参考:
モイスチェックは電気絶縁油の簡易水分測定試薬ですが
「電気絶縁油の酸価度測定」をするにはココをクリック。
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